個人携帯ではスマートフォンを使用している人が多数を占めるようになってきましたが、法人携帯についてはセキュリティや価格などの面から、ガラケーを使いたいという企業も多いことでしょう。
そこでガラケーについて、ドコモ、au、ソフトバンクという通信大手3社のおススメ機種や、価格について調べてみました。ガラケーだからこそ、ビジネスの場面では使いやすいということもあるので、良い機種がないか探している人は、是非参考にしてください。
目次
1.ドコモでおススメの法人用ガラケー
最初はまず、ドコモでおススメのガラケーをご紹介します。
ビジネス向けとしてドコモから2017年11月に発売された機種が「SH-02K」です。この機種の一番の特長が、カメラ機能が付いていないという事です。理由は、カメラのついている携帯だと、取引先の工場などに出向いた際に情報漏洩を心配される場合があるためです。
この機種は様々なビジネスシーンでの使用も安心です。また、ドコモが提供する「あんしんマネージャー」に対応しているので、いざという時には遠隔ロックや初期化が可能で、セキュリティに関してしっかりした機種と言えます。
使い勝手も考えられており、従来機種の1.5倍のレシーバーを搭載し、相手の声が小さい場合でも漏らさず聞き取ることが出来るようになりました。また、相手の名前を呼ぶだけで電話をかけられる機能が付いています。防水機能や耐衝撃性も備えており、まさにビジネスでフルに使いたい人向けの携帯です。「SH-02K」の本体価格は5万5,800円で販売されています。
他にドコモからビジネス向けとして販売されている携帯でおススメなのは、「AQUOSケータイSH-01J」です。こちらも高音質な通話が可能になるレシーバーや使いやすいメール機能が搭載されています。
LINEが使えますし、おサイフケータイにも対応しています。まさに全てを網羅した「ガラケー」の王道を行く機種と言っても良いでしょう。こちらの本体価格は3万3,696円です。
料金比較をすると「AQUOSケータイSH-01J」に軍配が上がりますが、機能の違いがはっきりしているので、そこで選ぶと良さそうです。
2.auでおススメの法人用ガラケー
auから出されている法人向けガラケーは、2016年2月に発売された「GRATINA 4G グラティーナフォージー」です。防水、防塵、耐衝撃性をしっかりと備えており、さらに、海外でもそのままの電話番号を使用して通話が可能となる「au世界サービス」に対応することで、想定外の悪天候や海外など、様々なシーンでの通話に威力を発揮します。
「GRATINA 4G グラティーナフォージー」は音声の聞き取りやすさが大きな特長ですが、他にも重量が130gと非常に軽いこと、連続通話可能時間が約530分でバッテリー容量が1,500mAhと大容量であることも、ビジネスに使う場面を考えると魅力的です。
この機種はドコモの「SH-02K」と同じようにカメラやLINE他、いくつかの機能が制限されているモデルと、カメラもLINEも可能なモデルと両方あり、選ぶことが出来ます。LINE可能なモデルを選べば、社内での連絡もより効率的に行えますし、ガラケーのヘビーユーザーで、「いきなりスマホに変えるのは抵抗があるけれど、LINEはちょっと使ってみたい」といった方でも使いやすい、いわばガラホとしておススメです。本体価格は3万7,800円です。
3.ソフトバンクでおススメの法人用ガラケー
最後にソフトバンクから、法人向けのおススメガラケーをご紹介します。
2018年に法人携帯として発売された機種が「DIGNO ケータイ2 for Biz ディグノ2」と「DIGNO ケータイ2 ディグノ」です。「ディグノ2」は法人専用の端末で、レンタルにも対応しています。
「ディグノ」は法人専用というわけではありませんが、レンタル対応しています。どちらの機種も耐衝撃性、防水性、防塵性に優れています。さらにバッテリーは1,700mAhで、使い方にもよりますが、1週間以上充電しなくても電池が持つというのが大きな特長です。
そのため、埃が多く、突然の天候の変化に見舞われる可能性のある外での作業時や、様々な機械があり安全面に気を遣う工場などでの使用も安心して出来ますし、バッテリーが持つかどうかという心配事を減らしてビジネスに専念出来ます。
「ディグノ2」はカメラとワンセグ機能が非搭載です。「ディグノ」はカメラは付いているものの、ワンセグ機能が非搭載です。他の機能は両者ともそれ程違いはないので、カメラが必要かどうかで決めると良さそうです。
本体価格は、「ディグノ2」は2018年5月現在オープン価格で販売されています。「ディグノ」は本体価格4万7,520円で販売されていますが、新規契約や乗り換え時には実質負担金は0円になります。
4. まとめ
法人携帯のガラケーは、耐衝撃性や防水性、防塵性に優れた機種や、ビジネスシーンを想定して、敢えてカメラやワンセグ機能を制限した機種が登場し、「より堅牢で安全に」というのが機能におけるキーワードになってきているようです。
価格については「これが絶対確実に他より安い」といったものはなく、個人携帯と同様に新規契約か乗り換えかなど、契約によっても左右されますので、そのような他要素との兼ね合いで比較をするのが良いでしょう。