法人携帯を導入するときには端末の種類と契約方法を選ぶ必要があります。
ガラケーを使うことにして「かけ放題」の契約をするケースがよく見られるようになってきていますが、スマートフォンを導入したり、データプランや従量制のプランを使ったりするのに比べてどのようなメリットがあるのか?
法人携帯の現場での運用方法や導入の目的によっては、ガラケーでかけ放題がコストパフォーマンスが高い方法になる可能性があります。
目次
1.法人携帯でガラケーを使ってかけ放題にするメリット
法人携帯を導入するときにガラケーとかけ放題を組み合わせると導入コストもランニングコストも小さくしつつ、現場で通話による運用を活発化できます。ガラケーはスマートフォンに比べると端末料金が安いため、社員が多いときには特に大きなコストダウンになるでしょう。
また、ランニングコストでも大きな違いがあり、スマートフォンに比べてガラケーの方が安い料金設定でかけ放題を利用できるケースが多くなっています。通信会社によってはデバイスによらずに一律の料金にしている場合もありますが、ガラケーで安い基本使用料にしている通信会社を選べばコストダウンが可能です。
一方、かけ放題にすることで社員が気兼ねなく通話できるようになります。社員同士のコミュニケーションを活発化させ、必要時に迅速に意見交換をできるようにするには携帯電話は便利なアイテムです。社外交渉を行ったり、顧客対応をしたりするときにも同様のことを言えるでしょう。
その通話料金が固定になっていないと、社員がコストダウンを考えてできるだけ通話をしないようにしてしまうリスクがあります。法人携帯を導入して業務の効率化と質の向上を図ったとしても、積極的に有効活用してくれなければ意味がありません。
企業としても費用が固定になるため、予算を立てやすくなるというメリットがあります。ただし、コストパフォーマンスを高めるためには現場の運用方法をよく考えた上で契約するプランを選定することが重要です。通話料無料でかけ放題になる条件がプランによって異なっているからであり、現場の状況を確認した上で導入するのが必須になります。
2.各社で行われているかけ放題契約の比較と代理店を活用する意味
法人携帯の契約でガラケーを使ってかけ放題を選ぶときには契約内容の比較が肝心です。各社で類似しているサービスを提供しているのでまずは大まかに確認をしましょう。docomoではカケホーダイプラン、カケホーダイライトプランの二種類を提供しています。
カケホーダイプランの場合には国内通話は24時間いつでも無料ですが、カケホーダイライトプランの場合には1回あたり5分以内の国内通話が無料です。auではカケホが標準的なかけ放題プランになっていて、国内通話が24時間無料になります。
5分以内の国内通話は無料のプランはスーパーカケホで4G LTEのみ対応しているのが現状です。ソフトバンクではスマ放題、スマ放題ライトの二つのプランを用意していて、他の二社と同様にスマ放題は時間によらず国内通話が無料、スマ放題ライトは5分以内の国内通話が無料になっています。
この他にもY!mobileでもスーパーだれとでも定額というプランを利用することで国内通話を常に無料にすることが可能です。三大キャリアについては料金設定が同じになっているのでどの会社を選んでも契約料金には違いが生じません。
Y!mobileについては少し安くなっているので、コストダウンを図りたいときには良い選択肢になるでしょう。ただし、5分以内は無料というタイプのライトプランはないため、現場での運用方法によってはコストが高くなるので気をつけなければなりません。
さらに安く運用できるようにしたいと考えたら代理店を使って導入するのも良い方法です。直接通話会社に連絡して契約を結ぶのに比べて手間がかからず、料金も安上がりになることが多くなっています。特にガラケーでかけ放題の場合には、代理店によってはガラケー割引を適用することが可能です。
24時間通話し放題のプランが通常は2200円になっていますが、この割引を適用すると1480円で利用できるようになるサービスが行われています。それ以外にも導入コストとして必要となる事務手数料や乗換手数料なども無料にしてもらえるため、お得に導入できるのが魅力です。
3.まとめ
法人携帯をガラケーにすると導入コストもランニングコストも安上がりになりやすく、かけ放題にすることで社員が気兼ねなく使えるようになります。現場での積極的な活用を促せるので、コストパフォーマンスの大きい選択でしょう。
導入するときには現場での運用方法を考え、国内通話は5分以内で済ませられるかを考慮して契約プランを選ぶのが大切です。通話時間によらず無料のプランも代理店を使えばかなり安く導入できるので検討してみましょう。